顎の引きすぎはストレートネックの原因に?! カンペル平面とフランクフルト平面で考える

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私は、首の痛みをはじめ、めまい、頭痛などに悩まされてきました。それは、中学生の頃くらいから始まったような気がします。

朝起きたばかりはなんともないのですが、一日を過ごしているうちに、段々と首が痛み出してくる感じです。そのうちに頭が重く感じてきます。そして夕方になるころには、めまいもでてきていました。そのせいか、私はいつも心もち疲れた表情をしていたように思います。

その原因は姿勢が悪いことだろうと、わかっていました。しかし、どうすればいい姿勢が取れるかわかりませんでした。姿勢についての本もたくさん買い込んで、いろいろ調べました。よけいにわからなくなりました。著者によって言っていることが違うのです。

ついこの間、インターネットで姿勢について調べていると「カンペル平面」「フランクル平面」という言葉を知りました。これらは、主に歯科で正しいかみ合わせを規定するときの基準となる線だそうです。かみ合わせを評価するには、顎の角度を一定にする必要があります。しかし、顎の角度は人それぞれです。そこで、頭蓋骨のある部分ともう一つの部分を結んだ線を基準にして、どこが歯の平面であるかを考えるらしいです。

カンペル平面

 

鼻下点から耳珠点を結んだ線により構成される平面であり、咬合平面とほぼ平行になるとされる。そのため、総義歯やすれ違い咬合など咬合関係が失われた患者の咬合平面を再構成する場合に参考にされる。

フランクフルト平面とは平均的に12度の角度を持つ。

(Wikipediaより)

フランクフルト平面(FH平面)

左右いずれかの眼窩下点(眼窩下縁)と外耳道上縁の3点を結んでできる平面で、[中略] 直立した際地表とほぼ平行になるとされる平面である。フランクフルトでの会議で決まったためこの名称がついた。

一般的に良い姿勢とされているのは、フランクフルト平面が地面に対して平行になるように、顎を引いた姿勢です。一方で、カンペル平面を地面と平行にするように、顎を出すとフランクフルト平面の時よりも顎が前に出ます。

姿勢の教科書や解剖学の本を読むと、大体が上の画像のように顎が引けています。

カンペル平面とフランクフルト平面

しかし、これは本当に正しい頭の角度なのでしょうか?

人間の背骨はどこかの角度を変えると、全体がそれに伴って変化するようにできているので、立っているか座っているかによって、またその時の姿勢によっても、適切な顎の角度は変わってくると考えるのが正しい理解だと思います。

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私の場合、フランクフルト平面よりもさらに顎を下に引くクセがついていたのです。そして、さらに悪いことにそのまま斜めしたに頭全体を突き出すクセもありました。その結果、かなりのストレートネックになってしまっていたようです。ストレートネックになると、神経が圧迫されるため様々な症状がでます。

そこで、カンペル平面を意識して少し顎をあげるように意識したところ、首が解放されたように感じました。そして、頭全体の位置も高くなって、あの不快な諸症状もなくなりました。

とはいっても、顎を上げすぎても、不自然です。また、顎を上げるのと頭を前に突き出すのは違います。

やっぱり、フランクフルト平面のほうがいいのかな。そう思って、調べてみました。すると、フランクフルト平面にした方がいい時と、カンペル平面のほうがいい時があるとするスポーツトレーナーの方のブログと、カンペル平面にした方が筋肉の緊張がゆるむからいいとする、整体師さんのブログを見つけました。また、カンペル平面でもフランクフルト平面でもなくて、その中間くらいがいいって言っている人もいます。

結局、姿勢や運動に応じてなんだと思います。よくわからなかったら、その中間にしておけば自然かもしれません。

カンペル平面のほうがきれい?

同じ頭蓋骨の画像を、カンペル平面とフランクフルト平面がそれぞれ水平になるように、傾けてくれべていると、面白いことに気が付きました。

それは、フランクフルト平面を水平にする(顎を下に引く)と、カンペル平面を水平にしたときよりも、面長になるってことです。上の画像の赤丸で囲った部分をご覧ください。

馬面という悪口があるように、あまり面長だときれいに見えないのかもしれません。そういえば、芸能人の方々の写真を見ると、カンペル平面をとっている人が多いような気がします(特に女性)。

カンペル平面のほうが発声には向いている

カンペル平面をとったほうが、気道が広がるため、声の通りがよくなるらしいです。

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